浴室のドアのリフォームや清掃を計画している際、自分での外し方を調べる方は多いでしょう。しかし、古い住宅の浴室ドアは、現在の最新製品とは異なり、取り扱いに細心の注意を払わなければならないポイントがいくつかあります。まず認識すべきは、古い樹脂パーツの脆さです。浴室という過酷な高温多湿環境に晒され続けたプラスチック部品は、見た目はしっかりしていても、内部では劣化が進んで非常にもろくなっています。取り外しの際に少し強い力を加えただけで、バキリと割れてしまうことが珍しくありません。替えのパーツがすでに廃盤になっていることも多いため、一つの部品の破損がドア全体の交換を余儀なくされる結果を招きます。 また、古い浴室のドアの場合、取り外した後の「戻し」の難易度が高いことも忘れてはいけません。長年の使用によってドア枠自体がわずかに歪んでいることが多く、一度外したドアが二度と元の位置に収まらなくなるというトラブルは、DIYでよくある失敗談の一つです。特に折れ戸タイプは、上下のピボットの微調整が難しく、ミリ単位のズレでドアが閉まらなくなったり、開閉時に大きな異音が発生したりするようになります。外し方を調べて実行する前に、現在のドアがスムーズに開閉できているか、枠に大きな歪みがないかを入念にチェックしてください。 さらに安全面での注意点として、古いドアのパッキン部分に含まれるカビや汚れが、外した瞬間に周囲に飛散することが挙げられます。作業中は必ず換気を十分に行い、マスクや手袋を着用してください。また、古いドアを運ぶ際には、取っ手だけを持つのは危険です。取っ手部分のネジが錆びて緩んでいることが多く、重みで突然外れて怪我をする恐れがあります。必ずドアのフレーム部分を両手でしっかり持ち、二人で協力して運ぶようにしましょう。事前の準備と、リスクの把握こそが、古い浴室のドア取り外しを成功させるためのアドバイスです。
浴室ドアを外す前に知っておきたい古い建具の注意点