オートロックマンションでは、入居者以外の来訪者が玄関先で困惑することが少なくありません。セキュリティのために設置されたオートロックですが、宅配業者や友人、知人が訪れた際に、スムーズに建物内に入れないと、不便を感じることもあります。来訪者が困らないようにするためには、いくつかの工夫が考えられます。最も基本的なのは、事前に来訪者に対してオートロックの解除方法を伝えておくことです。多くのオートロックシステムは、室内からインターホンを通じて遠隔でロックを解除できます。この操作方法を具体的に伝えておけば、来訪者は迷うことなくインターホンを操作し、入居者は室内から対応できます。しかし、これだけでは解決しないケースもあります。例えば、急な来訪や、電話連絡が取れない状況の場合です。そうした事態に備えて、もう一歩進んだ対策を講じることも重要です。例えば、家族や頻繁に訪れる友人には、建物のエントランスの入り方や、特定の部屋番号の押し方、あるいは暗証番号式のオートロックであればその番号を教えておくことも一案です。もちろん、セキュリティ上のリスクを考慮し、信頼できる相手に限定することが前提です。また、マンションによっては、共用部に宅配ボックスや一時的な荷物預かりサービスが設置されている場合があります。これらの設備は、来訪者が直接部屋まで上がらずに済むため、オートロックの課題を軽減できます。宅配業者が不在時に荷物を預けられるだけでなく、友人が届け物をする際にも活用できます。さらに、最近ではスマートロックシステムを導入しているマンションも増えています。これはスマートフォンアプリを通じて遠隔でドアを解錠できるもので、来訪者へのアクセス権を一時的に付与することも可能です。しかし、これはマンション全体のシステムに依存するため、個人の判断で導入できるものではありません。入居者個人ができることとしては、インターホンの応答を迅速に行うこと、そして来訪者に対して丁寧に、かつ具体的にオートロックの開け方を指示することが挙げられます。